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    今にして院長との関係を考える・・・

    (フラッシュバックにご注意ください)





    ここ最近、院長のことをふと思い出したりしていた。
    長いことお世話になったのに、急に行かなくなって、挨拶もしていない。
    病院も新しくなったことを知った。

    思い出すとき、もちろん感謝の気持ちがあります。
    いろいろ面倒掛けたし、病院で暴れたこともあったし、
    受付の人のコソコソ話やひそひそ笑い声のことで文句言ったりしてた。

    HPを見ると、新しい病院では患者と受付の目線が絡まないように、
    椅子の配置を工夫していることが強調されていました。
    あたしが訴えた時は、こっちの言い分のほうがおかしいみたいな対応だったけど。

    で、なんで私はあんなに十何年も通院してたのに一向に回復しなかったのか、考えた。

    私が回復したきっかけは、このブログで友達が出来たこと。
    会ったこともない人たちが、私のことを本当に心配してくれたり応援してくれた。

    もちろん、院長が居なかったら、本当に兄と私だけの世界で、
    更に孤立無援だっただろう。
    たとえ、病院という場所でも、うちら2人と日常的に関わりがある唯一のものだったから。

    たまに思い出して、院長を懐かしんだりしてたけど、
    素朴な疑問として、わたしは何故、何十年も通院していたんだろう。
    薬漬けの生活と悪化していく症状。

    通院のきっかけというか原因は、強姦だったわけだし、
    その過程で家族関係の問題も明らかになってきて、院長は家族関係に的を絞ったと言っていい。

    カウンセリングも2人の先生とやったけど、一人は暴露療法をやる直前で終了。
    二人目は、なにも出来ないまま終了(挨拶でおしまい)。
    院長も、事件のことに殆ど触れず、というか、全く触れず。

    あたしが通院を辞めて、社会復帰した頃から自分で考えるようになった。

    そして、ここ数日で気付いたんだけど、
    院長は、強姦被害者の回復について、ほとんど知識がなかったのだろう、と。

    少なからず、文献的なもの、海外などの論文だの本もあっただろう。
    でもまあ、今より確実に情報は入ってこない時代だったし、専門的な知識はなかったと思う。


    レイプ神話という言葉がいつからあったのか判らないけど、
    それすら知っていたのか定かではない。
    というのは、レイプ神話を知っているなら、
    「被害者には何の落ち度もなく、被害者を責めることは大きな間違い」という根っこの部分も知ることになるからだ。

    実際、私が救われたのは、レイプ神話というものを知ってからだ。
    私のせいではなかったのか!と、事件後20年近く経って、初めて知ったのだ。

    院長と十何年も一緒に過ごしていながら、
    ひと言も「あなたが悪いのではない。自分を責めてはいけない」という、
    今では当たり前の言葉すら、一度もかけて貰ったことはない。

    院長自身が(レイプ神話は別としても)、
    その言葉のもつ重要性に気付いていなかったのだろう。
    もちろん、院長が私を咎めることは一度もなかったんですが。

    もし、私が院長にそういった言葉をかけてもらっていたならば、
    もっと回復の助けになっていたかも知れないと思う。
    被害者にとって、その言葉はとても重要なのだ。

    著しく自尊心を破壊された者にとって、自尊心を回復させるということは、
    強姦被害から立ち直る大きなきっかけになる。
    強姦とは、人間としての尊厳を殺傷するものだからだ。

    院長の過去の患者さんで、お二人が自殺された。
    グループ療法というものがあるらしいですね、と私が問いかけた時、院長はそう言った。
    だから私には絶対に勧めない、と。

    いま、ネットでは被害者自身が自分の言葉で語る。

    そして私には、レイプ神話という言葉ですら、もう古臭く感じてしまう。
    それが、世間の意識と同じかというと、全く違うんだけど、
    それくらい、被害者のなかに自発的な言葉が溢れてきているのだ。

    院長の新しいクリニックにも、きっと私のような人が来ているだろう。
    そのとき、過去のような対応では、被害者は、ただ薬漬けになるだけかも知れない。

    院長が、知識不足からわたしのように強姦被害から目を背けさせ、
    問題の核心から遠ざければ遠ざけるほど、
    被害者の回復は見込めないことを、今は知っていると思いたい。

    院長との思い出を、単純に懐かしがるのは違うんじゃないかと思った次第です。


    追記**

    院長が、治療の方針を家族関係に絞ったのには、確かに大きな意味があります。
    母や父との関係や、幼少時からの環境なども強姦被害と絡み合う部分が確かにあったからです。
    だから決して、院長を否定しているわけじゃないのです。

    それと、院長がレイプ神話を知らなかったとしても、仕方ありません。
    時代的制約もありますから。
    院長が何故、強姦事件から遠ざけようとしたのか?
    それも真意は判りませんが、少なくとも目の前の問題(症状)を追うだけで精一杯だったのでしょう。
    また、家族との問題を克服することを優先したほうがいいと判断したのかも知れません。

    ただ、今回どうしても書きたかったのは、
    家族との関係よりもっと大事なことが「あなたのせいじゃない」というメッセージだと思ったのです。
    その上での家族との関係だと。。

    ここまで書いてアレだけど・・・・、
    院長はさじを投げていたんじゃないか、と悲しくなってきた・・・。
    何だか、やっぱりわたし厄介者だったのかな(悲)


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    プロフィール

    みぃ

    Author:みぃ
    ~またプロフィール更新しました~

    境界性人格障害・レイプによるPTSDの患者でした。


    08年、社会復帰したので、本格的にレイプと闘う気持ちになりました。
    レイプ被害の現実などを、自分の一例としてたまに書いてます。
    何か私にお話がありましたら↓(メルアド変わりました)
    chibinet77(☆)yahoo.co.jp (☆)を@に変えてメールください。

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