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性暴力とフェミってセット?

こちらの記事を読みました。

『Love Piecs Club- 今さらフェミニズム』より
むちゃセンセーのフェミニズム<今さら>再入門 第9回 ジェンダー秩序と性支配---どぶろっく芸とAKB裁判から見えてくること

私が要約していいか判りませんけど、性犯罪・性暴力とは何だ、
ということがフェミニズムの視点から書かれています。
痴漢や強姦をする加害者の心理が、実は被害者が自分の領域に入って来ているのだ、という。
だから、自分の領域に入った「もの」は、自分の「もの」である、と。
そして一言でいうと、性暴力とは相手に対する「支配欲」だと言うこと。
私も同意です。

性欲が抑えきれなかったから、とか、衝動的に、といった、ある種の「レイプ神話」が、
余りにも世間一般に広まってしまったせいで、性暴力の本質が理解されていないと、本当に思います。
これは、きっと加害者が供述などで自己弁護のために使った言葉を、
或いは、警察が取り調べの際に、犯人の言葉を「代弁」したりするのかも知れませんが、
それをそのまま報道したりして、世間に加害者側からのメッセージのみ、長く流通した結果かも知れません。

実際は計画的だし、加害者は慎重に被害者を物色するし、
衝動的だとかいう動機は、多分全体の1%もあるのかな、と思います。
どんなに騒動的に見えるような犯罪でも、
加害者は、いつどんな時に、どこでどんな被害者を強姦してやろう、と計画している場合が殆どじゃないかと思います。

だから、先のリンクしたサイトでの話は、私は同意するんですが。。。

このサイトに限らず、性被害支援などのサイトでもそうなのですが、
どうにも私には、いつも読んでいて「なんか違うな~」という気持ちが沸いてきちゃうんですよね。
このブログにリンクしている支援団体のサイトでも、同様です。

なにが私の感覚と違うのかな~?
このブログでも何度か書いたことありますが、フェミニズムなんですね。

私はフェミを否定する気はありませんし、フェミから学ぶ部分も沢山あると思っています。
ただ、性暴力の本質を言えば言うほど、フェミの枠から外れていく気がするのです。


断っておきたいのですが、性暴力の被害当事者が女性の場合で、
加害者の男に対しての「性差」について語る場合は、話は別です。
私の場合も、相手は男の加害者だったので、被害者の心理として、
「男みんなが大嫌い。男は怖い。男なんか信用するものか。いっそ男なんかこの世から居なくなればいい」という拒否反応が強く出ました。

そういった拒否反応のなかで、より強く、男と女の置かれている現実社会を見つめたりすることは、
とても自然なことだと思います。
だから、被害者が男性社会や男性の性について語ることは不自然でも何でもないのです。

けれど、支援サイトなどで「女性のあなたへ」とか「女性の性被害」などという言葉が当たり前のように出ているのを見ると、私はどうしても「なんか違うな~」と思ってしまいます。

この世の中に、性暴力・性犯罪に遭っているのが100%女性のみ、というなら解ります。
でも、実際は、そんなことはないわけです。
確かに、女性の被害のほうが遥かに多いのかも知れませんが、男性の被害が表面に出ていないだけかも知れない。
女が加害者だってある。
そして、私はテレビを観なくなって1年ぐらい経つんだけど、直前まで見てたテレビでは、
女性タレントが男性アイドルに対して、しつこく抱きついたり無理やりキスしたりといったセクハラをやっていたりする。
男性アイドルが本気で嫌がっていたりしている。
お笑いの人同士のネタじゃない、こういうの吐き気がするんですけど、私なんか。

フェミニズムで性暴力を語ってしまうと、女性は常に被害者側で、男性の被害者が存在しないことになってしまう。
男性の被害者を想定していないから、「性被害=女性」という構図が延々と続いてしまう。
実際、性被害の話題になると「ああ、ジャンダーの話ね」と、普通に思ってしまう男性が居るように思います。
男という性が生み出す犯罪だと、世の中に認知させてしまうことは、結局、性暴力の本質とズレて行く気がするのです。

もし、仮に女の加害者の心理を分析したら、その女は「男脳」の持ち主だということになってしまうの?
それとも、女特有の犯罪心理でもあるのかな?
どっちにしろ、女の加害者心理も同様に記載する必要があると思うのです。
フェミサイトにしても、支援サイトにしても、女性の被害者だけを前提に性暴力を語ってしまうと、
いくら本質が「支配欲」によるものだと説いても、女性から男性へのメッセージにしかならないような気がするのです。
そうすると、受け取った男性は、またもや「性犯罪は女性が被害者」という括りでしか捉えることが出来なくなる可能性が生まれる。
そして、延々と男性の被害者は社会の闇の中へ葬られ続けるのです。

”最近は男子児童の被害も多いことは知っている”と仰る方もいると思います。
だったら尚のこと、性暴力の本質を語るときに「性差」を引き合いに出す必要があるのでしょうか。
男だけが加害者になる、という前提を外してしまって、
「性暴力は、性差関係なく”支配欲”が本質です」と言ってしまったほうが、解りやすく伝わりやすいと思うのです。

私は別に、フェミやジェンダーを否定したくて長々書いている訳じゃなくって、
性暴力の本質をより多くの人が理解してほしいので、もっとストレートに言ったほうが良いんじゃないか、と思ったのです。
性暴力加害者=男という図式が当たり前になってしまうと、
新たな「レイプ神話」を作ってしまうんじゃないか、という思いがあるからです。

男性の被害者が、女性と同じように相談できること。
垣根なく、支援を受けられること。
そして、性暴力に対する誤解や批難がなくなっていくこと。
そのためには、多くの人に性暴力の本質を理解してもらう必要があると思います。

*追記*
こういうことを書くと、逆差別だと言いたいのか、とか
女性専用車両への批判か、とか、男女平等を言いたいのか、と思われる方もいるかも知れませんが、
私には毛頭、その気持ちはありません。
そもそも、性犯罪・性暴力を「性差別」と思っていないからです。
女性蔑視・女性差別は、別なところにあると思っています。
実際、私が被害に遭ったとき思ったのは 「人間扱いされなかった」ということだけです。
そこに女としてとかいう気持ちはありませんでした。
ただ、この気持ちは私が感じたことなので、全ての被害者の方と共通しているとは言いません。
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08年、社会復帰したので、本格的にレイプと闘う気持ちになりました。
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