2012/05/29
起きてすぐ泣く
この前の土曜の朝、むかし家族で住んでいたマンションの夢を見た。その頃、中学生だった私は、母と日曜にどこかへ出掛ける約束をしていたのに、
当日になって、母に仕事が入ってしまい留守番になってしまった。
私は逆上し、怒鳴りつけ、泣き喚き、マンションの7階から、
下の道路を歩く母に
「おかぁのバカー!!」と叫んだ。
また、仕事に出掛ける母や父を、たまにマンションの7階のベランダからずっと見送っていたりしていた。
そんな感じで、出掛ける父を7階から見送っている夢を見た。
目が覚め、ぼーっと、あの頃のことを思い出していた。
「おかぁと、一緒に居たかったんだよなぁ」
おかぁは、私が中学生になっても「お母さん、お母さん」と離れたがらないのを心配していた。
そうだよ。いつも母は家にいなかったから、少しでも傍にひっついて居たかったんだ。
けれど、中学を卒業して自分だけで美術学校の願書をもらって来たのを
母はびっくりしたんだって。
「みぃが一人で願書もらってくるとは思わなかったよ」と嬉しそうに言っていた。
願書ぐらい、みんな一人で行ってるのにねぇ。
母はよっぽど私がひとりじゃ何にも出来ないと思っていたんだろうな。
でも、母がいうほど、甘えさせてもらった感じはない。
足りなかったから、もっともっと傍に居たかったのに。
それで当時のことを思い出してるうちに、
こんなにも母を慕って、母と一緒に居たがっている私を、
母はよく置いて出ていけたなぁ。
私だったら、そういう子ども置いて行けないよなぁ。
どんなに悲しがるか、寂しがるか、想像するだけで無理だなぁと思ったら、急に涙が溢れてきて、
息が出来なくて苦しくなるくらい泣いてしまった。
母の頼みでバイトをしてたとき、母と私は他人というフリを強要された。
離婚後、母が起こしたその会社は、母と、母の男と私と、親子だと知らない男性A氏の4人で始まった。
母の会社で私は給料も貰えず、生活できないと腹を立てていたんだけど、
A氏というのは本当に、嫌なやつで大嫌いだった。
(母の葬式のとき、このA氏が来て親戚の女の子に酔っ払って言い寄ってきたほどのカス男)
ある日、私にひどい嫌味を言ったことがあり、爆発した私は、秘密を暴露してしまい、
泣きながら会社を飛び出した。母が追いかけて来ていて、駅の改札で「みぃ~」と苦笑いしていた。
しかし、私はそのまま振り切り、電車で帰ってしまった。
そのときの母の顔は、今でも覚えている。
17歳だった私の気持ちは「バレてざまーみろ」とも思ったけど
本当に悲しかった。
この2つを思い出して、泣いてしまったのだ。
母のことで泣くなんて、もう何年振りだろう。
いろいろあったけど、自分のなかでは、もう解決したことだし、
母が夢に出てきても、家族で一緒に旅行してたり、買い物してたり、ごく普通なのに。
ずっと以前、院長が「みぃさんは怒りを押し殺して来たから、出して行きましょう」と言ってたんだけど、
「は?怒りって?私なんにも怒っていないけど・・・。院長は何を言ってるの?」と
まともに受け取れなかった時期が長く続いた。
自分に怒りが溜まってたなんて、まったく自覚なかったし。
(この話って、前にも書いた気がするw同じこと何回も話すようになってきたのかしらん)
「いい子で居たから」とか院長が言っても「あたし、いい子じゃなくって悪い子でしたよw」なんて返してた。
実際、家で暴れたりもしてたし、学校も行かなかったし、いい子を演じてたなんて信じられなかった。
きっと、こうした怒りの感情とかは、すべて自分自身に向けられていて、
だから悪化していった過程で、リストカットとかしてたんだろうなぁ。
今でもこういう解決したはずの感情が、たまにむし返されて泣いたりするのは、
まぁ、しょうがないの。にんげんだものw
私が大泣きしてたら、ニャンたちが「何事!?」って顔で見てたので、
すぐに起きて、いつもと変わりなく元気になったけどね。
立ち直りはホント、早くなりました!
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2012/06/03 00:30 by 編集